このはてブネガコメ抑制策の元となったアイデアは


クルーグマンの「ベビーシッター組合」
Krugman: Baby Sitting the Economy


クルーグマンは「クーポンの流動性が低いため、子守り市場の需要不足が起きてしまった」メカニズムを説明したわけだけど、ここではそのメカニズムを逆手にとって「はてなスター流動性を低く抑えれば、はてブコメをパブリックに出す市場も縮小するだろう」という話。


まあ、実際どうなるかはやってみないことにはわからないけど、仮にポジティブなコメントを残す人にはスターが多くついて、ますますポジティブコメントが「市場」に出回るというフィードバックループができるかもしれないし、逆に『悪貨が良貨を駆逐する』ことになるかもしれない。


ただ、現在のはてブは「評価する仕組み」がほとんどないので、すべてのコメントに同じウエイトがついてしまっている。これだと『暇』と『気力』がある人ほど大量のはてブコメを残せることになってしまっている。ここに「はてなスター」という『通貨』的なものでコメントのコストを顕在化させてあげれば、書き手もコストを意識せざるをえないし、読むほうも書き手がどれだけコストを負担したのかを踏まえた上でコメントを読むことができる。


その上で『健全な批判』としてのコメントにはある程度の価格がつくだろうし、単なる罵倒系のネガコメを残すコストは馬鹿にならなくなるんじゃないだろうか。


どうすかね?