確率的発想法
FRB議長の話を見ていくうちに、今年のノーベル経済学賞の話に行き当たった。その一人であるRobert J. Aumannは、よく知らないがゲーム理論の「コモンナレッジ」を定式化した人らしい。そういやそういう本もってなかったっけ?と思って探したのがこれだ。
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2004/02/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 60人 クリック: 218回
- この商品を含むブログ (88件) を見る
この本の中ではコモンナレッジの枠組みを使った株式市場の暴落メカニズムのモデル化をやっていた。ただ、この話はこれで閉じてなくて、まずはフランク・ナイトの不確実性から始まり、このコモンナレッジを通過して、最後はジョン・ロールズの平等思想までたどり着く(ほんとはさらにその後に「『あったかもしれない世界』からの乖離による現実世界の機会費用』なるなんともな説が出てきて、ここは読んでないのだが)。
小島先生の本はほかにも結構お世話になってるなあ。
あ、あとコモンナレッジ系ではゲーム理論―批判的入門も昔買って読んだような記憶があるなあ。どこにいったんだろう。