Googleが不正を働いたら?そしたら別の企業が取って代わるだけだ
⇒ニセモノの良心 "Googleの振る舞いについて"
http://soulwarden.exblog.jp/2402694
テレビ局にいるせいなのか、この人は「競争」というものの存在を知らないようだ。
Googleが変なことをやって信用を落としたら、他の企業がGoogleに取って代わればいい。別にYahoo!だっていいしNTTだっていい。Googleが現在強い影響力を持っているのは、競争の結果、一番使いやすくて公正なサービスだと利用者が判断しているからに過ぎない。
検索サービスは許認可事業じゃない。様々な企業がもっとも優れたサービスを提供しようと躍起になって競争している業界だ。有限な電波を割り当てられて新規参入もないままサービスやってるテレビ局とは寄って立ってる前提が違う。こういう法規制でなにかを縛らないと公正さが担保できないという考え方は非常に嫌いだ。というか虫唾が走る。
先方に残したコメント
この議論は大前提から大きく間違っています。
Googleが一私企業であるというのであれば、当然の事ながら自由な競争にさらされています。仮にGoogleが不正を働けば、他の事業者が取って代わればいいだけの話です。テレビ局と違って、検索サービスは参入が自由な業界です。Googleのサービス低下が許容できないレベルになればおそらく利用者はYahoo!などに流れていくでしょう。
ただし、Googleのサービスに関して透明性が要求されなければいけないという点は付言しておくべきだと思います。しかし、朝日新聞の例が本当かどうかは別として、Googleの不正の可能性は常にネット上の大多数の目によって監視されています。こういった状況は公正な競争環境が整っているといっていい状態だと思います。
ともかく、こういう法規制でなにかを縛らないと公正さは担保できないという考え方は非常に危険な考え方だと思います。権力の監視を謳う報道機関にいらっしゃる方が、このようにナイーブに法規制の全能性を信じていらっしゃるのであればそちらのほうを危惧いたします。