君たちのリスクは、すべて納税者がいただいた
こういうネタを使わせたらポール君は絶品だね。
【追記】元ネタ:All your base are belong to us - Wikipedia
⇒All your downside are belong to us - Paul Krugman Blog - NYTimes.com
All your downside are belong to us
AIGのニュースを聞かない日はない。でもさあ、みんなこのことの究極のメッセージに気づいてる?
AIGは倒産時の損失補てんのCDSを発行してたけど、今はその支払いをカバーできずに苦境に陥っている。僕たち納税者が今はその支払いを引き受けている。だってもしこの支払いをしなければ、カタストロフィーがおきちゃうんじゃないかって心配でしょうがないからね。でもこれってアメリカの納税者はAIGのすべての取引相手の下落リスクを引き受けてるってことだ。
つまり事実上、われわれは金融産業の潜在的な損失の大半をすでに国有化しちゃってるんだ。
少なくとも僕たちはAIGの取引相手が誰なのかを知る権利はある。われわれは今誰を助けているんだろう?そしてもっと言えば、見返りを求めちゃいけないのかということも。ここまでリスクをとったんだから、政府はなんらかのリターンを得てもいいんじゃないの?