Blogでニート脱却?

http://www.asahi.com/life/update/1030/003.html

引きこもりを助長すると悪者扱いされがちなインターネットだが、ニート脱却にブログが効くこともある。そんな事例が、京都市で29日に開かれたシンポジウムで報告された。


ま、実例はいくらでもあげられるだろうなとは思う。そもそもニートをどう定義するかによって「脱却」の意味合いも変わってくるだろうし。


それよりもなんかこういうのやって大丈夫なのか?と思ったのが『履歴図』の作成なるもの。




 加納助教授はニートの人たちに向き合う際、ブログなどに今までの経緯を書くことや、「履歴図」を書いてみることを勧めている。「高校中退」など、一つひとつのできごとと心の動きを矢印でつなぎ時系列で図式化するものだ。「視覚化すると自分を客観視しやすい」


 助教授がニート克服に立ち会った5人はいずれもこの履歴図作りを実践したという。


 29日には「先進IT活用教育シンポジウムin京都」の分科会で、ニート層にとって身近なネット文化をプラスに活用する枠組み作りを討論した。司会した佛教大学教育学部の西之園晴夫教授(教育工学)は「ニートの背景は一律ではなく、克服方法の研究は始まったばかりだが、自分を客観視させる手法として加納助教授の実践は有効だと思う」と評価している。


この山形大学の加納寛子助教授は、経歴を見る限りでは心理学や臨床心理関係を専攻していたわけではなさそうなのが、ちょっと気になる。


この『履歴図』を作ることでうまいこと自分を見つめなおせればいいんだろうけど、この状態までたどり着けない奴のほうが多いんじゃないか?という気もするなあ。下手をするとなんか逆の効果をもたらすケースも相当あるような気もするんですが。ある程度専門的なカウンセリングとかのスキルを持った人がやらないと危険なような気もする。いや、印象論かもしれないけど。