携帯業界再編(棒読み)

NEC社長「携帯、国内10社は乱立」 業界再編に意欲(asahi.com)

国内の携帯電話市場が飽和しつつあるなか、国内メーカーは韓国勢の進出に押され、海外でも振るわず、採算が悪化している。金杉社長は、分社化した半導体事業と並ぶ「頭が痛い」分野と指摘。今後の戦略について「今年中には考えないといけない。具体的にいつどうするか(を決めるの)は、来年になる感じだ」と述べた。

 NECの携帯電話端末事業は05年3月期に250億円の赤字を計上。国内出荷台数も減少傾向にあり、民間調査会社のMM総研によると、05年度上半期はシャープに抜かれ、首位から陥落した。


そもそも半導体事業の分社化自体、コア事業の外部化ということで業界からは「失笑驚き」の声があがったのだが、その際に携帯こそ切り離すべきなんじゃね?という正論は華麗にスルーされていたような。

FOMAのエンジン部分は既に松下と共有化しているわけだし、ドコモから開発補助金ももらってたはずだから、ドコモ勢(NEC、松下、富士通)あたりでひっつけばいいんじゃね?と無責任に言ってみるテスト。

ナンバーポータビリティが来年秋には導入されるから、端末価格の上昇はなんとしても抑えて行きたいところだと思うので、まあ、頑張れ、超頑張れ。


でも、この流れってずいぶん前のワープロ業界を彷彿とさせるな。国内での激しい競争による高機能化、それにともなう高価格化による市場飽和、さらにAT互換機の登場ときて、最後のとどめがインターネットと。キャリアが市場構造を牛耳っているという点がワープロとは異なる点だけど、海外との競争という観点から見れば、結局はサムソン(=Compaqショック)にやられていくのではないかと。で、さらに遠い将来、サムソンをどっかが買収と。あ、最後のはないか。