久々にリチャード・クーを思い出した


くまくまことkumakuma1967の出来損ない日記 - かきためてたもの
[society]家を持つ事について
⇒ http://d.hatena.ne.jp/kumakuma1967/20070318#p2


頂いたトラバ先を読んでて、もの凄く久しぶりにリチャード・クーの「バランスシート不況」を思い出した。「法人、個人のバランスシートが毀損してしまったので投資・消費が増えないのだ」という指摘それ自体は別にいいのだが、だから「一心不乱の大財政出動を!」というので萎えた記憶がある。しかも「マネーサプライの伸びなど飾りです。偉い人には(ry」と言っているのをみてさらに萎えたような。


あと、今回の日銀のバブル潰しのターゲットが『団塊世代の退職金による資産バブル』ではないかとの仮説は面白いと思いましたです。

飯田先生がhttp://d.hatena.ne.jp/Yasuyuki-Iida/20070111#p1の脚注で「退職金の使い道の筆頭は住宅ローンの繰り上げ返済であろうと考えられる」とおっしゃっていたが、だとするとこれから3年間で団塊の世代の退職金受け取りによって家計がこの壊れたバランスシートのくびきから本格的に逃れられる事になる。


日銀のこの時期の利上げは、そういう楽観的な根拠があってのことというより「あいつらにカネ持たすとバブルになるからなぁ」というのが強そうだけどw


日銀はそんなことを心配するのではなく、金利を引き下げて住宅ローンの借り換えを支援するのが筋だろとか思うんだが、もう利上げなんてしないなんて言わないよ絶対。