数学の言葉で世界を見たら 父から娘に贈る数学


読み終えた直後にこんなニュースが。
量子もつれが時空を形成する仕組みを解明〜重力を含む究極の統一理論への新しい視点〜 | Kavli IPMU-カブリ数物連携宇宙研究機構


そもそもはtwitterで見かけて、著者のブログを見て、さらにタイトルに惹かれてポチったわけだが、えらくタイムリーな読書をした気分になった(典型的な認知バイアス)。


本書で取り扱う内容は「ベイズ推計」「指数・対数」「素数」「無限論」「ゲーデル不完全性定理」「トポロジー」などの様々な領域。タイトルの通り「数学で世界を捉える」ためのいろんなとっかかりをリスト化してくれてるような本。


だいたいの内容はすでに知っているものだったが、論理展開などに新鮮な視点があった。こういった本に加えて、「数学ガール」シリーズや、「虚数の情緒―中学生からの全方位独学法」、「新装版 オイラーの贈物ー人類の至宝e^iπ=−1を学ぶ」あたりを中学生の子供に見えるように置いといたら勝手に数学に親しむのではないか、とか都合のいいことを考えてしまいますがどうなんでしょうね。


自分が中学生だったときにこういう本があれば今とは違った人生だったような気がする。中学2年の時の数学教師が嫌いで数学から距離を置いてしまったんだが、こういう本で独学する機会があったらなあと。結局は中3で通いだした進学塾で数学の面白さは再発見できたんだけど、理系進学する気はなくなってたんだよなー。おっさんの繰り言ですが。





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