GDP成長率も上方修正 - I 慣性という名の惰性 I

思ったより早く出てきた。これも各紙を比較しようかと思ったけど、まあいいや。朝日が一番詳しいようなので、朝日の記事を見てみた。

⇒asahi.com：中国がＧＤＰを上方修正　０４年は１０．１％ - ビジネス
http://www.asahi.com/business/update/0110/001.html

ご丁寧に各年の比較表まで作っている気合の入りよう。

前回の2004年分のGDP上方修正の大きな要因となった第三次産業の捕捉精度向上がこの上方修正の要因ということらしい。

　発表によると、００年以降、ＧＤＰ規模は各年とも従来発表より１０％以上膨らんだ。とりわけ第３次産業分が０２年は３９％、０３年は４４％、０４年は４９％も引き上げられた。ＧＤＰ全体に占める第３次産業の比率は、これまで３割程度とされてきたが、０１年には４割を超えていたという。

最後の一節に朝日らしさを感じでほほえましいですね（棒読み）。

　世界銀行によると、イタリアやインドネシア、ノルウェーなどでも、統計の精度改善でＧＤＰ規模が１０％以上も上方修正されたことがある。

以下は一応参考までに貼っとこう。

⇒NIKKEI NET：国際ニュース　中国、2004年の成長率を10.1％に上方修正
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20060109STXKB006509012006.html

⇒中国、実質ＧＤＰを上方修正…０３、０４年２ケタ成長 : 経済ニュース : 経済・マネー : YOMIURI ONLINE（読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060109i311.htm

⇒Sankei Web　経済　０４年成長率１０％に上方修正　中国、ＧＤＰ見直しで(01/09 14:35)
http://www.sankei.co.jp/news/060109/kei035.htm

追記：kaikajiさんのコメントからちょっとググって見たら、こんなんでました。

埼玉大学の李　潔先生が「中国のGDP統計作成担当者である国家統計局国民経済計算司長許憲春の著書『中国国民経済計算とマクロ経済問題の研究』の翻訳出版を目標に、勉強会スタイルで、「中国GDP勉強会」を始めている。」らしいので、気長に待ってみますか。いや別に僕は技術的な話にはあまり関心ないんですけどね。