脱・店舗化するリテール金融戦略: バンクからバンキングの時代へ


んー、原著が出版されたのは2012年12月。当時としては「これからのリテール金融の潮流」としてかなり正確に近未来を見通した本だった。が、2015年に読むとただの「答え合わせ」をしている気分になってしまう。当然ながら著者の責任ではない(褒めてる)。


この本はアメリカの金融事情を書いた本であり、この流れが日本にそのまま当てはまるわけではない。が、日本の金融も、アメリカなどで明らかにゲームのルールが変わったことを意識せざるをえなくなっただろうし、その意味でこの本はこれから日本の金融で行われる議論の方向性を示している。


「FinTech」というバズワード自体はあまり好きではないけど、乗っからないといけないバスになってるなあと思う(ポジショントーク)。