giveup

なぜローカル経済から日本は甦るのか (PHP新書)

「俺様経済学」の駄本だった。まえがきに「現在の経済学では説明できない」的な記述があったので、その時点でまじめに読むのはやめて、あとはパラパラとページをめくって終了。BCG出身の企業再生のプロというどミクロの人がマクロを語るのはそもそも無理なの…

テクノロジーが雇用の75%を奪う

で、これは買っちゃダメな本。だいたいさあ、タイトルとおりに75%もの人たちの仕事が奪われるような技術がなんの抵抗もなしに導入されるわけがないだろ?と。 時間がなかったので本屋で立ち読みすることもなくポチったんだけど、まあダメな本でしたわ。で、…

それでも金融はすばらしい: 人類最強の発明で世界の難問を解く。

pp.459-473にわたる15ページの「訳者あとがき」を読めばある意味事足りるのではないか。 全部を頭から通読するというよりは、あとがきを読んだ上で個別の論点で気になったところを読むという読み方でいい気がする。 で、中身について言えば「最近楽観的に物…

脱・店舗化するリテール金融戦略: バンクからバンキングの時代へ

んー、原著が出版されたのは2012年12月。当時としては「これからのリテール金融の潮流」としてかなり正確に近未来を見通した本だった。が、2015年に読むとただの「答え合わせ」をしている気分になってしまう。当然ながら著者の責任ではない(褒めてる)。 こ…

漢文法基礎 本当にわかる漢文入門 (講談社学術文庫)

「漢文法基礎(加地伸行)前編|新しい「古典」を読む|finalvent|cakes(ケイクス)」経由。 時代ということもあるんだろうが、本気で古典漢文を読むための知識を修得するための本でした。ここまでの知識は自分としては必要ないな、ということで「giveup」…

日本未来図2030 20人の叡智が描くこの国のすがた

未来予測というよりは、各分野のそれなりの人に日本の課題とそれに対する政策提案を自民党がまとめた本。講演の速記を文章にまとめたとおぼしき文章が多い。 いくつか拾い読みした中で「ロボットは東大に入れるか 国立情報研究所 新井紀子教授」は面白かった…

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

上の本が経済力にフォーカスしてるのに対して、こちらは「民主化動向」「政治体制」「人口構成」「資源制約」あたりをバランスよく見てる本。 シナリオ・プランニングの王道に則って、「欧米没落型」「米中協調型」「格差支配型」「非政府主導型」という4つ…

2030年の世界経済―新興国と先進国 共同リーダーシップの時代

さて、今回はさくさく「giveup」本を処理していくぜ。 積んどくリストでのコメントにも書いていたが、この手の本は著者の予測のフレームワークを知りたいだけで、結果はある意味どうでもいいのですよ。あ、前提とか予測のための数字、モデルは参考になります…

良い戦略、悪い戦略

「giveup」タグ二冊目。 「良い戦略とはシンプルで実行すれば絶大な効果を発揮する」のはよくわかる。が、「そのような戦略を採用している企業や組織、国はわずかしかいない」のであれば、その「良い戦略立案論」というのはただの「画餅」ではないのん? こ…

未来予測を嗤え! 角川oneテーマ21

最近書いてるのは書評ではなく読書ログということなので、「これ以上読むのはやめた」本についてもログとして残すことにしました。 虫のいい話ですが、もし完読した方が「そこでやめるのはもったいない。もう少し先まで読めばいいのに」という示唆を与えてく…