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異端児たちの決断 日立製作所 川村改革の2000日

2009年4月に日立製作所の社長に就任した川村隆氏の日立の改革を追ったドキュメント。実は日立って結構な内部改革をやってたのねえ、しらんかったよ。 自分の中の日立のイメージって「拝承(笑)」「HDD事業(笑)」「PDP(笑)」「日立アプライアンス(笑)…

なぜローカル経済から日本は甦るのか (PHP新書)

「俺様経済学」の駄本だった。まえがきに「現在の経済学では説明できない」的な記述があったので、その時点でまじめに読むのはやめて、あとはパラパラとページをめくって終了。BCG出身の企業再生のプロというどミクロの人がマクロを語るのはそもそも無理なの…

テクノロジーが雇用の75%を奪う

で、これは買っちゃダメな本。だいたいさあ、タイトルとおりに75%もの人たちの仕事が奪われるような技術がなんの抵抗もなしに導入されるわけがないだろ?と。 時間がなかったので本屋で立ち読みすることもなくポチったんだけど、まあダメな本でしたわ。で、…

人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)

で、人工知能って現在どのへんまで進んでるのん?というときのガイドブックとして読んだのがこれ。以前「東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」」も読んだが、こちらのほうがちゃんとした本。過去の人工知能研究の歴史から、デ…

コンピュータが仕事を奪う

2010年に出た本。ちょっと参照したくて読んだ。中身は数学のアルゴリズムがどのように実社会の問題を解決していったかの歴史を概観し、最近の機械学習(ディープラーニング)の仕組みを解説し、最終的に人工知能がかなりの知的負荷を肩代わりしてくれるであ…

それでも金融はすばらしい: 人類最強の発明で世界の難問を解く。

pp.459-473にわたる15ページの「訳者あとがき」を読めばある意味事足りるのではないか。 全部を頭から通読するというよりは、あとがきを読んだ上で個別の論点で気になったところを読むという読み方でいい気がする。 で、中身について言えば「最近楽観的に物…

経済学者、未来を語る: 新「わが孫たちの経済的可能性」

以前リストに書いた時の短評をほぼ再掲。 「きちんとした書き手が予想する未来図」的な本をここ数ヶ月かなりの数読んだんだが、総じて皆「楽観的」に未来を考えているのが共通してて面白かった。「人類は今までもたくさん問題を起こしてきが、それになんとか…

IBM 奇跡の“ワトソン”プロジェクト: 人工知能はクイズ王の夢をみる

ちょっと前の本だけど、昨今の人工知能(A.I.)の話題の中心にいるので、過去の経緯含めて斜め読み。買うまでもないと思ったので図書館で借りました。ちょっと延滞です。明日にでも返却します。すいませんでした。 アメリカのクイズ番組で優勝した華々しい結…

12大事件でよむ現代金融入門

「金融リスク管理を変えた10大事件」が金融リスク管理の発展をわかりやすく鳥瞰してたので、二匹目のドジョウを狙って買ってみたけど、ハズレだった。 ニクソン・ショック以来の金融の事件について、その前後関係や、そこに至るまでの経緯や背景、また各プレ…

2050年の世界―英『エコノミスト』誌は予測する

仕事関連で参考文献として買った本だったが、予想以上に面白かった。The Economist誌はもともと大好きな雑誌だが、イギリスらしい皮肉の効いた悲観的な論調が多い印象。でも、この未来予測に関しては楽観主義で一貫している。 特に前サイエンス・テクノロジ…

日本未来図2030 20人の叡智が描くこの国のすがた

未来予測というよりは、各分野のそれなりの人に日本の課題とそれに対する政策提案を自民党がまとめた本。講演の速記を文章にまとめたとおぼしき文章が多い。 いくつか拾い読みした中で「ロボットは東大に入れるか 国立情報研究所 新井紀子教授」は面白かった…

2030年 世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

上の本が経済力にフォーカスしてるのに対して、こちらは「民主化動向」「政治体制」「人口構成」「資源制約」あたりをバランスよく見てる本。 シナリオ・プランニングの王道に則って、「欧米没落型」「米中協調型」「格差支配型」「非政府主導型」という4つ…

2030年の世界経済―新興国と先進国 共同リーダーシップの時代

さて、今回はさくさく「giveup」本を処理していくぜ。 積んどくリストでのコメントにも書いていたが、この手の本は著者の予測のフレームワークを知りたいだけで、結果はある意味どうでもいいのですよ。あ、前提とか予測のための数字、モデルは参考になります…

東大准教授に教わる「人工知能って、そんなことまでできるんですか?」

シンギュラリティ盛り上がってますね!(虚空へ向かって) 人工知能界隈で見かけた松尾豊氏(東大准教授)のお名前があるのを見てとりあえず購入。聞き手役の塩野真氏(ビジネス戦略家)との対話をまとめた形の読みやすい本。 いろんなテーマが扱われている…

ルポ 電王戦 人間vs.コンピュータの真実 (NHK出版新書)

ちょっと電王戦の流れを追いかけたくて。webにも情報はいっぱいあるけど、流れで読みたかった。この本に求めるべきではないのは承知してるが、アルゴリズムとか評価関数の技術的な話がまとまった文献ってあるのかな。学会誌?的なものとかいくつかの論文はwe…

情報処理 2015年01月号

ちと調べ物で。 この号のシンギュラリティ特集は色々と面白かった(ちょっと記事内容の重複が多いなとは感じたが)。久々に郡司ペギオ幸夫氏のお名前を見かけたりしてほうと声が出たり。あ、人口知性戦争の分類でいえば、わたくしおそらく楽観的宇宙派です。…

フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

「マネー・ボール〔完全版〕」でお馴染みのマイケル・ルイスの新著。元々ソロモン・ブラザーズの債券営業マンだし、LSEで経済学修士とってるし、「世紀の空売り―世界経済の破綻に賭けた男たち (文春文庫)」の著者でもあるので、「秘密の金融マーケットの裏側…

仕事関連で目を通したもの

金融ジャーナル 2015年 01月号 [雑誌] 地銀って大変だなあ、とか。 銀行実務 2015年 02月号 [雑誌] 第二次安倍政権が打ち出している成長戦略の一つである「女性活躍推進」の影響なのか、ここ半年くらい、金融業界の女性活用、ダイバーシティ、育児支援、地方…