テクノロジーが雇用の75%を奪う


で、これは買っちゃダメな本。だいたいさあ、タイトルとおりに75%もの人たちの仕事が奪われるような技術がなんの抵抗もなしに導入されるわけがないだろ?と。


時間がなかったので本屋で立ち読みすることもなくポチったんだけど、まあダメな本でしたわ。で、一番笑えるのが本書の最後の方に「反論を検討する」章があるんだけど、ここに出てくる「反論」、例えば「人類の長い歴史で、テクノロジーがある種の仕事を消滅させても新たな種類の仕事が生まれてきたよね?」というごく普通の反論に対して反論できてないんだよね。なんか「今まではそうだったけど今回は違う!」と言ってるだけで、説得力なし。まあタイラー・コーエンも矛盾したことを堂々と言ってたりもするから、あんまり目くじらをたてるほどのことでもないのかもしれんが。