「怪奇小説という題名の怪奇小説」都筑道夫
hontoで購読。買うまでタイトルも作者の方も1mmも存じ上げず。
どこからたどり着いたのかあまり覚えていないが、同時に「ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)」を購入していることから、おそらくcakesのこの記事(『ジョゼと虎と魚たち』「死の幸福」の中で人はいかにして生きるのか|新しい「古典」を読む|finalvent|cakes(ケイクス))を見てhontoに行った際に(hontoでは以前、京極夏彦を何冊か買ってたから?)おすすめされたと推測される。年末年始の新幹線車中(もしくは帰省先)で読むにはいいかな、くらいの気分だったのだろう。実際は年明けに自宅で2時間ほどかけて一気に読んだわけだが。
こういう趣向を凝らした作品にはあまり触れることがなかったため、大変面白く読んだ。というか今も通勤の時間に再読している。こういうときは電子書籍は便利ですなあ。伏線にしおりをばんばん付けてみたりして、ほおとかへえとか感心しております。
読後感としては「PC-8001上にBASICで書かれた手の込んだ無限ループプログラムをRUNした感じ」とでも言えばいいのか。壊れる一歩手前感というか、「END」キーをいつ押そうかなーとぼーっとしてる感じというか。なんでしょうね。おっさん臭い時代感のある感想ですね( ´Д`)
- 作者: 都筑道夫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/01/20
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 11回
- この商品を含むブログ (22件) を見る
仕事関連で目を通したもの
金融ジャーナル 2015年 01月号 [雑誌]
地銀って大変だなあ、とか。
銀行実務 2015年 02月号 [雑誌]
第二次安倍政権が打ち出している成長戦略の一つである「女性活躍推進」の影響なのか、ここ半年くらい、金融業界の女性活用、ダイバーシティ、育児支援、地方の少子化対策といったテーマがこの手の雑誌などに掲載されることが多くなった印象。
ただ、個人的にはIBMのWatsonあたりやそれに類するAIによって、コールセンターやテラー業務、バックオフィス業務といった、「現在女性が多く雇用されている分野」は早晩雇用の場としては消滅すると思ってるので、「量」の面で「女性活躍推進」に金融業界が寄与することは難しいのではないかなあ。
「地銀の女性行員相互受け入れ構想は銀行人事の「社畜の鎖」を断ち切れるか? | 山崎元のマルチスコープ | ダイヤモンド・オンライン」なんてな動きもあるらしいけど、そういう問題じゃないという感が強い。
- 出版社/メーカー: 金融ジャーナル社
- 発売日: 2014/12/29
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 銀行研修社
- 発売日: 2015/01/05
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る